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Baycurrent Classic Presented by LEXUS 2025

欧州選手の中島啓太が2年ぶりに“ハマ”に戻ってきた理由

一昨年のJGTO賞金王が、2年ぶりに“ハマ”に戻った。


中島啓太(なかじま・けいた)は2023年に、ここ横浜カントリークラブで行われた「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」の覇者。
日体大時代の4年間を過ごした思い出の地で、アマプロ通算3勝目(現在は4勝)を逆転で決め、キング獲りへの礎を築いた。


会見も、PGAツアー選手枠で呼ばれました


賞金1位の資格で翌年から転戦を始めた欧州・DPワールドツアーは初年度に「インドオープン」で初制覇を達成したが、けがの影響もあり、PGAツアー昇格条件のポイントランキング上位10人には入れなかった。

2季目の今季は、残り5戦で現在19位。
「自分の置かれている状況は分かっています」。

それでもあえて、主戦場をスキップしてまでPGAツアーからの推薦を受け、本大会の出場を選んだ理由は、スペイン大会のコースが不得手であることや、次週は得意なインド大会へ移動する際の利便性や、時差の問題などいくつかあるが、いちばんは「日本で開催されるPGAツアーが魅力的ということ」。


本戦ではご家族をはじめ、知人もたくさん駆け付けてくれる予定で、今季初の日本プレーを、PGAツアーという大舞台で見せられる希少なチャンスは逃せない。

今季はまだ優勝がなく、「優勝争いも記憶にあるなかでは3回だけ。予選落ちもかなりあるので、全然良い年とは言えない。どこが進化した、とかいうのは今のところない」と、実直に明かし、「予選落ちした試合では、横からの風に苦労している。明日は風が強い予報なので、しっかり対応できれば」。

その影響で、初日のスタート時間も2時間早まったほど(第1組6時45分ティオフ予定)。 ⛳初日のスタート時間はこちらから
真摯で謙虚な歴代キングは台風22号の接近も、向上の糧にする。

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