不得手な展開も、2週連続のV争いなら克服したも同然だ。
プロ5季目の金子駆大（かねこ・こうた）が9バーディと、2ラウンド連続のボギーなし。9アンダーの「63」で、出水田大二郎（いずみだ・たいじろう）と並ぶ1差の3位タイに浮上した。

「伸ばし合いはあまり好きじゃない。むしろ苦手です」と、正直に吐露したのは先週。
バーディ数を競う戦いに苦労しながらそれでも3日目に、自己ベストを1打更新する「62」をマーク。首位と7打差あったことで、「何も考えず、気持ちよくプレーができたので」と、笑っていた。

ちょうど1週後のこの日も、5打差からのチャージ。
不得手なゲーム展開も、2週続けばコツもつかめる。

初優勝を達成した今年5月の「関西オープン」以降も、先週と合わせて3位が3回。
好調が続いているが同時に「勝つことの難しさを余計に感じている」と、懸命に2勝目の壁と戦っているところ。

初V時は終盤のイーグル⇒バーディで勝ち切った。
「前半伸ばせれば、チャンスはあると思います。後半の残り5、6ホールで意識してプレーできればいい」。
苦手なバーディ合戦から、勝ち方のコツもつかむ好機だ。

• 金子 駆大