Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 2025
幡地がケプカの動画で開眼「62」大岩と並ぶ首位浮上
先週に引き続き、伸ばし合いの展開が続いている。この日は、3日目にして先週のバーディ合戦に並ぶ、大量アンダーが出た。
幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)が、バーディ数&スコア共に自己ベストを更新する10バーディ(ボギーなし)「62」をマーク。
前半7番から3連続バーディを記録すると、後半14番から今度は4連続バーディを奪うなど、1週遅れの“大爆発”で、大岩と共に、1差の首位に浮上した。

今年の獲得賞金はまだ50万円足らず。
低迷からの突然変異は今朝のトイレの個室が発端だった。
今週の会場はややネットがつながりにくいが、「トイレだけは入るんです」と“休憩中”に検索したのは「完コピを目指している」という、ブルックス・ケプカのスイング動画。
今年2月から、きゅうきょ目澤コーチとスイング改造に取り組む中で、「右ひざがすごい流れていたので、股関節で止められるように。ケプカのスイングならアドレスの踏ん張りがイメージできる」と、スタート前に改めて手本をおさらい。
「これだ!」と開眼すると、スタートの1番でいきなり150ヤードの第2打がピン1メートルにくっついた。
「9番アイアンで、本当に思い通りに打ててビたっと来た。あの1打ですごいイメージがよくなった」と、自身初となる2ラウンド連続ボギーなしにも成功。
あっという間にV争いに加わった。
バーディがいくつ取れるかを競った先週は、2日目に背中痛のため、途中棄権をしていた。
「先週は6ホール残っていましたが、無理しないで次に万全で行く方がいい、と大事を取った」。
治療し、鍛え直して出直したのが吉と出た。
今季は、序盤からスイング改造に力を入れた影響もあり、予選敗退しがちの幡地にとって特に今季最高のV賞金4260万円は、「非常に魅力」である。
アジアンツアー「ニュージーランドオープン」での“プロ初優勝”から、5月の「関西オープン」と、10月「バンテリン東海クラシック」へと開花した昨季国内2勝に続く通算3勝目の大チャンス。
「自分のゴルフを取り戻せたと思うので、そこを大事に。ハーフ終わって大量リードがあるならしっかりと攻めていきたい」。
勝機は逃さない。














