Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 2025
不在の先週からすでに標的に。チャン・キムが2年半ぶりに来日

「誰が一番強いんだ」を決める今週は、金谷拓実(かなや・たくみ)や大西魁斗(おおにし・かいと、=写真左)らPGAツアーの選手が日程の合間をぬって一時帰国。
20-21年賞金王のチャン・キムも23年の欧州共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」から数えて、丸2年半ぶりの帰還を果たした。
先週は、まだ来日もしていなかったのに、誰もがキムを標的にした。
「どれだけバーディが取れるか」を争う戦いで、Vスコアの指針となったのが22年の「カシオワールドオープン」でキムが記録した史上最多アンダーパーの「32アンダー」だった。
キムも滞在中の韓国で逐一、スコア速報をチェックしていたそうだ。
「比嘉さんが最後プレーオフで長いイーグルパットを決めましたよね!」と展開も劇的だったが、キムの記録には2打、及ばなかった。
「自分はあの時、本当に何もかもがうまくいったわけですけど、どんなコースであれ32はなかなか出るものではないですよね!」と、かつて自身が日本で立てた金字塔を顧みるきっかけに。
「僕のキャリアの中でもあの『32』はかなり自信になっています」と、振り返った。
23年の米二部コーンフェリーツアーのポイントランキング2位の資格でPGAツアーに昇格して2季目。現在113位は、来季シードのボーダーライン(100位)にまだ足りない。
「スイング改造で、いろいろ考えすぎてしまいました。飛距離も落ちてしまって、それを取り戻そうとしたことが、さらに調子を崩すきっかけとなってしまいました」と、一時は自信を失いかけた。
「今はもうそこは諦めて、まっすぐ打つことに集中しています」。とはいえ、日本で3回、飛距離1位を獲った豪打は健在だ。
このあとまた、アメリカに戻ってフォールシリーズで、シード権の確保に挑む。
「その前に、日本でまたよい結果を出して自信を取り戻したい」。
通算8勝を重ねた古巣で、復活のきっかけをつかみたい。
特に北海道の大会は、2017の「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」でのV経験もあり、「ごはんも美味しいし、大好き。昨日はさっそくジンギスカンを食べました。あとスープカレーも食べたいし、お寿司も絶対外せません」と、ウキウキする。
11月に待望の第一子が誕生する予定で、「子供を授かることはもちろん楽しみなのですが、同時に父親として、より良い仕事をしなければならないと、すごく重圧を感じています」と、それもまた大きな励みだ。
23年から、主催の国際スポーツ振興協会(ISPS)の所属プロとして活動する。
「半田会長が大好きですし、久しぶりにお会いできることを楽しみに戻ってきました。この大会でいい結果を残して日本のファンのみなさまにも感動をお届けできればいいな、と思っています」。
ホスト試合に賭ける思いを語った。














