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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 2025

「自分に優しいゴルフ」を実践する玉城海伍が首位タイ浮上

福井県の越前カントリークラブを舞台に行われた『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI』の大会2日目。

この季節らしい清々しい晴天が広がり好スコア続出かと思われたが、読みにくい風と硬くなり始めたグリーンが選手たちを苦しめた。

 

そんな中、首位タイに浮上したのが玉城海伍。5アンダーの5位タイからスタートし、3アンダー67でラウンド。通算8アンダーで首位タイに浮上した。

「昨日よりもグリーンが速かったので難しかったですね。スタートホールの1番のボギーもグリーンが思ったよりも速かったので」

幸先悪くボギースタートだった玉城だが、その後は4バーディ、ノーボギーと難しいコンディションの中、粘り強く着実にスコアを伸ばした。

「長谷川(祥平)さんとすごく仲がいいんですけど、初戦のノビルで一緒に回った時に、お前プレー中に怒り過ぎじゃないの?って言われて。自分では自覚はなかったんですが、次の試合からとにかく自分に優しくと言うのをテーマにやっています」。

 

多くのトップアスリートが取り入れているアンガーマネージメントを玉城も実践し、それがこの2日間のスコアに繋がっている。

実は初日のラウンドでも玉城は1イーグル、4バーディ、ノーボギーで残り2ホールまできていた。それが8番パー4でカート道路に跳ねるアンラッキーはあったもののOBを打ってしまいダブルボギー。

「以前だったら、ここまでせっかくスコアを伸ばしていたのにって思ったと思うんですけど、昨日は5番ホールのイーグルがショットインイーグルだったので、そのラッキーを考えれば行って来いかなと、上手く気持ちを切り替えられたのが今日のゴルフにつながったのかなと思っています」。

まだ始めたばかりだが、とにかく自分に優しくと心がけて今週はプレーしている。

 

これまで優勝経験の無い玉城は、今年の目標の一つにどんな試合でもいいのでとにかく優勝することを掲げている。今回は格好のチャンス。

目の前の1打と向き合い、そして自分に優しいゴルフで初めての頂点を目指す。


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