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関西オープンゴルフ選手権競技 2025

22歳の金子駆大が初V。終盤のイーグル⇒バーディで逃げ切り

22歳の金子駆大(かねこ・こうた)がプロ5季目の初優勝を飾った。

43歳のリューと共に首位から出て、1イーグル、3バーディ、2ボギーの「67」。
通算15アンダーで逃げ切った。

右奥ラフに外した5番でボギーが先行するなど、序盤は2打目以降の距離感に苦しんだ。

強風下で幾度も首位を譲ったが、2差の3位で迎えた16番パー5で長いイーグルパットを決めて返り咲き、17番では今度、長いバーディトライでガッツポーズ。

1差で入った18番で、右バンカーのアゴ近くにくっつくピンチになったが、出して寄せてパーで切り抜け、大泣きした。

愛知県名古屋市出身。
3歳からゴルフを始め、ジュニア期から地元で知られた存在だった。

高校3年でプロテストに一発合格を果たすと、21年のQTでファイナル進出。
ルーキーの22年に、地元開催の「中日クラウンズ」で初の首位を経験。
チャレンジトーナメント(ACNツアー)の賞金17位で出場資格を得た23年に「日本オープン」で自己最高の3位に入るなど初賞金シードを獲得した。

レギュラー昇格初年度の昨年は、石川遼(いしかわ・りょう)とV争いするなど2位2回。初Vが待たれた期待の1人が、日本最古のオープン競技で若い力を開かせた。

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