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三井住友VISA太平洋マスターズ 2025

賞金2位の金子駆大が単独首位に。大会アンバサダーの石川と、デビュー戦の中野は共に61位で決勝へ

秋晴れの青空に1日ぽっかりと、富士山が顔を出す中、予選2ラウンドが終了し、3オーバー・61位タイまでの69人(アマ2人を含む)が、15日からの決勝ラウンドに進んだ。

現在賞金2位の金子駆大(かねこ・こうた)が、5アンダーの「65」で回り、1差の通算8アンダーで、単独トップに浮上した。




距離のある難しい6番のパー4で、205ヤードの2打目を4アイアンで2メートル半につけるバーディで波に乗り、8番では、165ヤードから8アイアンで打った2打目がカップイン。パー4のイーグルでさらに弾みをつけると、上り17、18番の連続バーディで抜け出した。

ティショットをミスした13番ではボギーを覚悟したそうだが「入ってラッキー」と、ついにボギーなしで回り切り、「ショットも、パットもいい感じです」。今季1勝を含むトップテン8度の好調を維持している。

初出場の昨年大会では15位タイの成績を残した。
2連続2度目の御殿場は、「グリーンが速くてきれいなので好きです」と、好相性を自覚し、「今までもそういうコースで結果が出せている」と、自負する。

現在の賞金ランキングは2位。
涙の初優勝を飾った5月の「関西オープン」に続く通算2勝目なら、生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)を抜いて1位に立てる。

「せっかく狙える位置にはいるので、勝てればいいかな、と思っています」。
賞金王を目標には据えるが、「最終戦までまだぜんぜん、何があるかわからない。1戦1戦頑張って、しっかり1年やりきれるように」。
週末も気負わず挑む。

現在賞金1位の生源寺は、通算イーブンパーの39位で予選を突破。

主催の三井住友カードと契約する大会アンバサダーの石川遼(いしかわ・りょう)と、今週11日の誕生日に、プロ転向と共に、開催コースの太平洋クラブとのスポンサー契約を発表した早稲田大学4年の中野麟太朗(なかの・りんたろう)は、共に通算3オーバーの61位で辛くも決勝ラウンドに進出した。

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