Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
Tournament article
ANAオープンゴルフトーナメント 2025
金谷拓実が単独首位浮上「もちろん、優勝目指して」今季国内2戦目も勝ちに来た
金谷拓実(かなや・たくみ)が勝ちに来た。
今季国内初戦をプレーした先月の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」は、予選敗退していた。
前回は、主戦場のPGAツアーで戦う合間に迎えた久しぶりのホームツアーだった。
「(アメリカで)ずっとやってきて、気持ちも少し抜けて、気持ちの面で準備できていなかったし、そういう状態で臨めばこういうプレーになる」と、予選カットに4打も足りない敗戦を強く反省。
「どんな試合でも準備は大切にしないといけない」。
トップアマで君臨していたジュニア期から大事にしてきたテーマを改めて肝に据え、きょうはあさ4時起き。
心身共に整え、4アンダーの6位タイから出て2バーディで折り返しすと、後半9ホールで5バーディの猛攻。
ボギーなしの7アンダー「65」でするりと単独トップで抜け出した。
来季シードがかかる先週のPGAツアーのフォールシリーズ初戦「プロコア選手権(カリフォルニア)」から戻ってきたばかりだが、2週後にはまた、「サンダーソンファームズ選手権」にむけてミシシッピに飛ぶ。
その翌週に、今度は日本開催の米「ベイカレントクラシック」でまた戻り、次週の「日本オープン」で連戦。今年から、V特典についたマスターズの出場資格を狙うという。
週刻みの強行軍だが「自分が好きでやっていること。もちろん、優勝を目指してやっているし、今年1年日々成長することを心掛けているので、優勝争いでもそうでないときでも毎日成長していきたい」。
昨季日本の賞金王はいつもどこでも向上心の塊だ。
同学年も、その背中をじっと見ている。
予選2日間を共にした現在賞金1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)は、金谷と誕生日が8日しか違わない。
生源寺は「同級生だけど、僕は全国大会にも行ってないような感じだったから…w。一緒になることはなかった」と、金谷との学生時代の接点はなくても、「タクミがPGAツアーに行けるなら、自分も行きたいし、日本ツアーでプレーしていた選手がシードを獲れるなら、僕らも獲れると思える」。
次代の賞金王を狙う身として、金谷の活躍は刺激でしかない。
「タクミには頑張って欲しい」と生源寺。
金谷も「ショットも安定しているし、自信をもってプレーしているし、レベルアップもしている」と、今季2勝の生源寺の活躍を高く評価している。
「賞金王だったり、その中でもしっかりとやってくれると思う」(金谷)とエールを掛け合いいったん組を離れたが、生源寺も金谷と4打差の5位につけている。
PGA選手の昨季賞金王を軸にして、週末の輪厚(わっつ)が騒がしくなってきた。
















