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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2025

「べらぼうに悪い」坂本雄介のゴルフを狂わせた真夏のコロナ感染

今季初シードで戦う坂本雄介(さかもと・ゆうすけ)が、2日連続の67を記録し、通算10アンダーの2位タイ浮上。




上々の決勝進出と思うが大会は、昨年まで4年連続で出場し、予選突破が2回。
「苦手なんですよ」と、本人はしかめ面だった。

毎年、手こずるのはツアー会場で唯一の高麗グリーンだ。

クセが強い芝目にいつも打ち負けてしまうが、コースの方々のいっそうの尽力で、今年は特に素晴らしい仕上がりを見せており、「例年ほど目が気にならない分、パターが入ってくれている」と、大会自己ベストスコアの要に。

ただ、それでも「最後は40位前後で終わりますよ、僕なんか…」と、前向きになれないのは、先月のコロナ感染による。

新株のニンバスは、喉に裂けそうな痛みがあるのが特徴だ。
新規開催「リシャール・ミル チャリティトーナメント」では高熱も出て、2日目のスタート前に棄権。自主隔離していた。

先週の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」から復帰をしたが、体重は発症前から3キロ減。

「全然、練習できていないし、体力も不安」と、まだ本調子でない。
「アプローチとパットでなんとか生き残れましたがショットはべらぼうに悪い」と本人の感触に反して、思いのほか上位で決勝へ。

QT12位で臨んだ昨季は9月の「フジサンケイクラシック」で自己ベストの5位に食い込み、同「パナソニックオープン」では初の最終日最終組を経験。
4位に入ると翌週の「バンテリン東海クラシック」でも最終日最終組を争い3位につけ、初シードで戦う今季は、韓国開催の「ハナ銀行インビテーショナル」で、ノリスとプレーオフ2ホールを戦い2位に。

着実に、キャリアアップを続けて初V間近か。

大会としては、初日に4位につけながら、崩れてしまった2021年大会の38位が自己ベスト。
「今週の目標は、それよりいい順位で終わることです」。欲張らないのが吉とでるか。

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