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夢の「59」からプレーオフ。来月45歳。近藤智弘「おじさん頑張ったねと」

プロ22年目。来月45歳。近藤智弘に、8年ぶり7勝目のチャンスは突然、舞い降りた。

 

首位と8打差の18位タイから出た最終日は最初に4メールを沈めた2番を皮切りに、「なんせパットが入ってくれた」と、前半4つのバーディ。

 9番からは6連続を記録し、さらに17番で4メートルのチャンスが沈むと、目の色が変わった。

 パー70の設定で、もうひとつ伸ばせば「夢の50台」だ。

 

10アンダーで入った18番は、「最後、ワンチャン来ないか」と、血まなこで、グリーン右の刈り込みからパターでカップを狙って悲願を達成。



おじさん頑張りました©JGTO images

 

「もう、びっくりしたよ!」。

自己ベストを3つも更新する「人生初」の「59」で、通算22アンダーまで伸ばした。

その時点で首位に立ったが直後は、V争いなどそっちのけだった。

 

「ないない。それより、なかなか50台なんか出ない。夢みたいな話。うわーって、一人で盛り上がった」と、しばらく興奮さめやらずだったが、1時間ほどして今度は今平と大槻とのプレーオフに突入。

 2週連続Vを賭けた今平に2ホール粘り、「おじさん頑張ったな、って言われたかったけど、残念」。

やっぱり、悔しかったが8年ぶり7勝目の夢も見られた。


22歳の2000年にプロ転向して、翌年すぐ初シード入り。6勝を重ねたが、腰痛を契機に2017年から陥落と、復活を繰り返してきた。 

2020年に特定メーカーのクラブ契約を無くしてからは、道具選びに混迷し、今週も初日から毎日1Wとパターは日替わりだったが「もう大丈夫。この感じでやっていきたい」。

 来月45歳。

近頃は、乱視に老眼も加わり、ゴルフと視力低下の影響を懸念していた矢先に差し込んだ希望の光。

 「プレーオフの前に、周吾に59は凄いですね、いいですね、と言われて。嬉しいよね、単純に」。

若い子に褒められて、もうひと花もふた花もまだまだ咲かせる。

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