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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2022

23歳の大西魁斗と41歳の岩田寛が首位タイ

23歳の大西魁斗(おおにし・かいと)と、41歳の岩田寛が初日に5アンダーと、スコアを並べて首位に立った。

 

若い大西は推薦で出場。





さっそく好発進で、主催者の期待に応えてみせた。

開催コースの大洗ゴルフ倶楽部は初挑戦だが「難しいところはアメリカでもやってきた」と、9歳での渡米経験を生かして前半5番からの3連続を含む7バーディ(2ボギー)の「65」。

3週前の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」で最終日最終組を戦い自己ベストの4位につけた好調さを持続している。


 

岩田は、連覇がかかった2週前の「中日クラウンズ」で3位と、こちらも持続中だが、ここ大洗で大会が行われた過去10回中、4位タイにつけた2009年ほか3回プレー。

コースの怖さを知っているだけに、「もうちょっとスコアが出ないかなと思ったんだけど、思ったより出ました。周りも自分も」と、慎重だった。

 

前回は、松山英樹が優勝した2013年大会。

「あの時より木が大きくなって、難しくなった気がします」と、初日からさっそく攻略につとめて、若手や海外勢がひしめくリーダーボードで存在感を放ったが、「回りが若いとか、自分が40歳とか意識したことがない。関係ないじゃないですか」と淡々と、「トレーニングして、練習していっぱい寝る」と、若さの秘訣もシンプルだった。

 

普段から、あまり多くを語らない岩田が、ふいに背筋を伸ばして言及したのは今大会の勝者が出場資格を得られる「全英オープン」について。

 「今年は150回大会と、開催コースがセントアンドリュースと、ウェアと…」。

ウェア契約先「TSIグルーヴアンドスポーツ」が展開するブランド「セントアンドリュース」の着用プロとしての思いも絡めて表現。

 やはり当地開催の2015年大会を含めて過去3度の出場経験を持つが、「出たい気持ちが強い。こんなに出たいと思ったのは初めてです」。

41歳は、大洗から遠く“聖地”を見つめている。

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