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「シブノにリョウに…。偉大な後輩がいっぱい!」岡田絃希が目指す夢の大逆転

マレーシアでの16年のプロ転向後も、この時期はいつもどこかの練習場で、ネットのスコアボードをチェックしながら、ひたすら球を打つばかりの春だったが、「今年は開幕から当分は試合に出られますので。この雰囲気が楽しくて仕方ない」。

 

しかも強風の土曜日に、もっともゲンキにスコアを動かした。

今年初メンバーの岡田絃希(おかだ・げんき)が首位の比嘉と並ぶベストスコアの「68」で上昇。

 

スタートの1番で4.5メートルを入れると8番ではバンカーから直接入れた。前半2アンダーで折り返すと10番、12番では15メートルのバーディパットをねじ込んだ。

 

「このまま4アンダーで上がれば上位に行ける」と、思った瞬間「今まで打ててたパットがぎこちなく。経験不足が出てしまった」と17番のボギーを悔やむが、グリーン上でも風の影響を受けるほどの状況下で「ボギー1個で上がれたのは良かった」と、通算6アンダーの4位タイに踏み止まれた。

 

お父さんの仕事の関係で、マレーシアに移住するまで岡山県の作陽高校で2年間を過ごした。

 

5つ下には昨季のABEMAツアー賞金王の久常涼(ひさつね・りょう)がいて、1学年下には渋野日向子さん。

「本当は、先輩が後輩に刺激を与えなくてはいけないところを、僕が刺激をたくさんもらってます。凄い強くてかわいい後輩たちばかりです」と、苦笑する。

 

一緒に部活動に励んだ渋野さんとは今もたま~にラインでトーク。

「シブノが優勝したときは僕からお祝いするし、僕がABEMAとかで活躍できたときはシブノがナイスと送ってくれる」。

かたや今週の米女子ツアーで3日目に2位タイに浮上した。

互いにたたえ合う大チャンス。

「励みになります。ありがたい」と、「偉大な後輩」への感謝にたえない。

 

2020年にビザ更新のため、キャディバッグひとつでたまたまマレーシアから一時帰国している間にコロナ禍になった。

「最初は2、3週間のつもりだった」という滞在が1年のび、2年のび……その間に人生が一変。

 

20年に日本プロゴルフ協会管轄のプロテストに合格し、21年に日本ツアーでデビューも果たした(ミズノオープン)。昨年はファイナルQTまで進んでランク7位に。22年は活躍の場を得ることもできた。

 

所属先「日本植生」の支援を得て、岡山県にあるゴルフ場併設のロッジ生活も3年目に突入。

「父も母は今もマレーシアで暮らしていて、日本に家がない中で、まわりの方々に支えられて生きています。スコアで恩返しがしたい」と、意気込む。

 

今年の初メンバー入りに際して、アパレルメーカーの「V12(ヴィ トゥエルヴ)」とウェア契約を結んだ。

 今季もののディズニーコラボは、ミッキーマウスがモチーフで、今週は4日間ともキュートにキメるつもりだったが「ミッキーさんデザインは半袖だけ。今日着るには寒すぎて…」。

 この日はお披露目がなかったのは残念だが最終日こそ、「ミッキーさんにちなんで夢のような成績を目指します」。

首位と7差からの大逆転を夢見て挑む。


今日3日目はあまりに寒くて長袖でしたけど、初日2日はミッキーさん柄。最終日のウェアもお楽しみに

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