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大山どりカップ 2021

成冨晃広が激闘を制して嬉しい初優勝を飾る!

AbemaTVツアー2020-21シーズンの第9戦目『大山どりカップ』の大会最終日が、鳥取県西伯郡にあるグリーンパーク大山ゴルフ倶楽部を舞台に行われた。
優勝したのは通算14アンダーまでスコアを伸ばした成冨晃広。首位と2打差の9アンダー2位タイからスタートした成冨は7バーディ、2ボギーの5アンダー66でラウンド。同じ最終組の勝俣陵、山田大晟との激闘を制した。
「本当に嬉しいです。普通だったら賞金とか来年の出場権とか、いろんなものが頭をよぎると思うんですが、不思議とゴルフに集中できました」。
これまでの成冨は、優勝争いに絡みながらも自らのミスで最終日に後退するケースが多々あった。自身にもOBさえ打たなければ上で戦えるとう意識があり、この日はそれを実践しようと心に誓っていた。前半は4バーディ、ノーボギーの完璧な内容で優勝争いの緊張を微塵も感じさせない内容で、当然OBもゼロ。ただ、後半に入り少し意識が働いたのか15番パー4のティショットでOBを打ってしまう。ただ、ここで焦らなかったのが今までとは違う部分だった。このホールを意地のボギーで切り抜けると、終盤に訪れたピンチも乗り越えて見事優勝を手にした。
明るいキャラクターでAbemaTVツアーでもムードメーカー的な存在の成冨だが、この優勝を機に中心選手としてさらに活躍してくれることを期待したい。

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