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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2021

渡米直前は28位。石川遼が出発

行ってきます!©JGTOimages
最後の9番パー5は2打目をグリーン奥のカラーまで運び、3打目のアプローチをピンそばに寄せて連続バーディ締め。

石川遼は、4バーディ、1ボギーの「68」。
通算6アンダーの28位タイで、出発直前の試合を終えた。

「体の重さを感じた」という前日3日目は、試合中にも懸命にストレッチを重ねながらのラウンドだったが「今日は改善されて、問題なくできた」と、最終日に笑顔が戻った。

構築中の新スイングも「全然、まだまだ低レベルなんですけど、4日間の積み重ねの中で、先週まで打てなかった弾道が打てるようになったり、今まで自分になかったものが作られている感覚もあります」。
手ごたえを餞別に、週明けにも米二部「コーンフェリーツアー」の予選会に向かう。

「まだどうなるかわからない。ただアメリカのQTにエントリーした、というだけのこと。早ければ、すぐ戻ってきちゃうかもしれない」と笑ったが、「今持っているもので、精一杯頑張りたい」。

順調にファイナルまで勝ち進めれば長旅になる。
「日本でいい試合が続く中で決断しましたが、うまくいったとして最後のほうはまた出られるかもしれない」と、次の日本ツアー出場は11月末になる見込み。

昨年から習いはじめた田中剛コーチを兼キャディに2人旅に出発する。
「今はまだ、スイング固めの時期ではない。来年、再来年を見据えてもっと強く、もっとうまくなれるように。伸ばせるところまで伸ばして、2人でより成長して帰って来れれば」。
居場所を変えても、より高みを目指した試行錯誤は続ける。

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