ZOZO CHAMPIONSHIP 2019

ウッズ劇場の隣で、小平智は1アンダー「最初の緊張からしたら上出来」

一気に落ちて、一気に上昇。ジェットコースターのようなウッズのゴルフをすぐ目の前で見る特権を得たのが、小平智だ。

一昨年の「RBCヘリテージ」で日本勢としては5人目となる米初制覇を果たしたが、ウッズとのラウンドはこれが初。

組み合わせが発表された瞬間から続いていた緊張も、スタートからウッズが3連続ボギーを打ったころには、解消。
そのかわりに、今度はそこから脅威の9バーディを見せられた。

「怒涛でしたね。半端じゃないな、と。ショットがすごくてほぼほぼバーディチャンス。パターのリズムも良くて、全部吸い込まれるように入っていく。見ていて気持ちよかった」。

スタートから最後まで、大ギャラリーの視線をくぎ付けにしたウッズ。
「みんな、タイガーを見ているんだ、と。僕は見られていないと思って、意識はしていなかった」と”ウッズ劇場”を横目に、昨年の全米プロでも回って仲良くなったという同組のトミー・フリートウッドと話をしながらリラックスしてプレー。
3バーディ2ボギーの69でスコアをまとめた。
出場78人中、1アンダーは14位タイの滑り出し。
ジャパンゴルフツアーから出場する13人の中では、3番手と上々のスタートだ。
「最初の緊張からしたら、上出来です」。

ウッズとの初ラウンドで参考になったのは、「ティショットからパターのルーティン、歩くリズムが一定で変わらないこと。すごく勉強になった」という。
さらにもう1日。翌2日目もそのプレーをしっかり目に焼き付け、首位のウッズに追いつき、土日も一緒に回る。

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