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中日クラウンズ 2019

令和の最初も和合でブレイク!! 秋吉翔太が「負けられん」

大ギャラリーにまぎれてチームのV争いを観戦した開幕戦。次は俺だ!
まもなく平成が終わりを告げる。そして、令和最初のトーナメントが和合で開けようとしている。中日クラウンズは、愛知県の「名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース」で5月2日に開幕。

今年もここで坊主回避で、お祝いムードを加速したい。
秋吉翔太。
ツアー初優勝から一気に2勝。全米オープンでの初挑戦から、2度のメジャー舞台を踏んだ。大ブレイクした昨季、大きなきっかけをつかんだのがこの大会だった。

今年も2年連続で、1月の海外初戦から自らに貸したノルマ。
昨シーズン直前に購入したバリカンで、気合の丸刈りは今年も。
「トップ10まで坊主」といつもはバイザー派が達成まで我慢のキャップ姿で奮闘中!

昨大会は、4位タイに入って坊主を解除できたこの中日クラウンズで今年もまた、自分に期するものがある。
2週前の国内開幕戦では、さっそく刺激も受けた。
「東建ホームメイトカップ」でチーム孔明の大将・小田孔明と、弟弟子の出水田大二郎が最終日最終組で、優勝争い。
しかし秋吉といえば、その週は予選落ちを喫して、用なしの週末。
居残り練習で時間をつぶしていたら、願ってもないチームの活躍にあい日曜日は2人を応援しようと孔明が、勝負カラーに定める緑のウェアを自分も着込んでコースに戻った。

大ギャラリーにまぎれて人目もはばからずに2人に大声援をおくりながら「…でも寂しいのはちょっと寂しい」。
孔明を中心に、毎オフは宮崎でキャンプを張るのがチーム恒例だが今年、秋吉は孔明に丁寧にことわりをいれて変革に打って出た。
筋力・体力のいっそうの強化を目指して渡辺研太トレーナーとグアムで"トレ三昧"。前半期の2月はマスターズ前の今平周吾も交えて、徹底的に体をいじめた。
「すごく良いオフが過ごせた」と、その仕上がりには自信があっても、「"合宿組"が開幕戦から活躍したので、ほんとに自分はよかったのかな、って…」。
ちらりとよぎってしまったからこそ、余計に「俺も負けられん!!」。
開幕戦では、ロープの外から指をくわえて見ていたチーム孔明のV争い。
「次は俺も一緒に回れるように頑張る」。
今年は勝って坊主頭から逃れる。

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