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一時は怪物コースで一人旅。池田勇太が単独首位浮上

明日こそ、最後まで頑張る!
3日目にしていよいよ正体を現した怪物コースも「それほど長く感じなかった」。先週まで2週連続の予選落ちも「別に調子は悪くない」。

昨年大会は、ちょうど同時期の米ツアー(メモリアル選手権)に参戦したから史上最長コースを体験するのはこれが初。
しかし池田は「今はドライバーの飛距離も精度もあるから難易度も、そこまで感じなかった」。むしろ、前のティが使われた前日までの予選2日は「なんで、8000ヤードにしないんだ!?」。
同組の飛ばし屋、チャン・キム(米)と、声を揃えていきどおった。

待ちに待ったこの日はとうとう全ホールで最後方のティにセットされ、総距離8016ヤードにがぜん「立ち向かっていくという気持ちが出た」。

前夜は久々に、海外勤務から戻ったお客さんの接待で、1週間の禁酒を致し方なく破って二日酔い。
朝からガンガンの頭痛も吹き飛ぶほど気合が入っていた。
前半から猛然と怪物コースを攻めた。

3番から怒涛の4連続バーディを奪った。
551ヤードの13番パー5は、238ヤードの2打目を3Uで奥まで運び、カラーから5メートルのイーグルトライをパターで沈めた。
705ヤードもある16番のパー5は、3メートルを沈めて連続バーディ。9アンダーまで行った。ここまでまさに異次元の一人旅だった。
それだけに、不甲斐ない自分への舌打ちが止まらない。
17番のパー3で、ティショットを大きく左に外して段越えのアプローチもミス。痛恨のダブルボギーに続いて、最後18番では3メートルのパーパットも外した。

上りの大失速に、こみ上げてくる怒りをどうにか堪えて「どういう状況であれ、自分のした結果がスコアに結び付く。今日は途中まで良くてもプロとして最後までそれを貫けなかった。上り2ホールで、台無しにしてしまった」。
誰より上がりホールにこだわる男は反省しきり。

結局「66」が、たとえここに大会が移ってからの大会コース新記録であっても納得するはずがない。
「明日はいちから仕切り直してやり直しです」。
最終組でチャン・キムとの再対決。
そこに加わるウォン・ジョン・リーもまた、屈指の飛ばし屋。
2人の巨漢に挟まれて、最終日こそ勇太が燃える。

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