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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2018

堀川未来夢も「一番、勝ちたい試合」

昨年、2年ぶり2度目のシード権を獲り返してから、今季もその点ではすでに安泰。今季ここまで、獲得賞金は1700万円ほど。賞金ランクは35位で、大事なこのホスト試合を迎えた堀川。
しかし、「今は安心よりも、焦りのほうが大きい」というのは今季の目標が、あくまでその年の勝者と、賞金ランク上位の選手ら合わせて30枠しかないシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に初出場を果たすことだから。

昨年実績で言うなら少なくとも、同試合の前週までに、3500万円ほど稼がないとチャンスがなく「今年ももう残り6試合しかない中で、あと700万円ほど必要として、1試合当たり200万円。1個くらいベスト10に入るとして・・・」と、ソロバンを弾けば弾くほど、こうしちゃおれない気持ちになってくる。

この焦燥感を、一気に晴らしたいなら簡単だ。
「勝っちゃえばいい。ほんと、それが一番早道なんで」と、本人にももちろん、自覚がある。
初V者が続く今年の波。「僕も乗りたい」。
特に、気になる選手が「大二郎」。8月の「RIZAP KBCオーガスタ」を制した出水田。
「あと、今年まだ勝ってないけど、周吾」。賞金ランク1位を走る今平と、あともう一人は「先週の日本オープンで、5位に入った竹安(俊也)。一番仲の良い選手の一人なので」と、誰もみな堀川と同い年の選手の活躍が、やっぱり気になる。

それにひきかえ「僕はいま、ちょっと伸び悩んでいるので。落ち込んでます・・・」。
今大会で、良いきっかけを掴みたいのは尚更だ。
主催のブリヂストン社は「高校時代から、クラブを使わせていただいて、恩返ししたい気持ちが強い」と、気合いが入る。
2015年大会では2位タイにつけて、初シード入りのきっかけとした。
「コースとの相性もいいですし一番、勝ちたいのがこの試合」。
スポンサーの期待を背負う若手の一人でもある。

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