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トップ杯東海クラシック 2018

お腹いたのアトム。重永亜斗夢が渾身の5アンダー

水曜日の“片山塾”で、開眼したパット。「たまたま、練習グリーンで片山さんに教えてもらったのは、しっかり目にグリップして、ボールを押す感じ、と。今日は気持ちよく打てた」。
先生に負けじと初日5アンダーの好発進とは裏腹に、「体調はすこぶる悪い」。

前日のプロアマ戦は、ラウンド中にトイレに駆け込むこと4回。
「今日も、朝気持ち悪くてインターバルの3,40分の間に2回。疲れが抜けきれなくて、全部お腹に来ている」。
連戦が続くと、再発する難病指定の潰瘍性大腸炎は4月の開幕戦で、ツアー初優勝を飾ってから、かえって顕著になった気がする。

「間違いなく、精神的なものが大部分」。
勝って変なゴルフは出来ないからと、余計なことを思い出すと痛み出す。
「本当は、休みたい。ゴルフも休ませてもらって1,2週間ほど家にいたい。神経使う」。
プロゴルファーをなりわいにして、実はゴルフが一番、ストレスの要因になるという切なさ。
幸い、次週は1週間の空き週に「予選は落ちても家に帰れる。来週も休めるからと、そんな気持ちがあるから今日も良かったかもしれない」と、自己診断で頷いた。

今月14日の誕生日で30歳。
最愛の家族に祝ってもらい、プレゼントをもらっても心はまだ20代のまま。
「全然、変わらない。言われたら、もう若手じゃねーなあ・・・くらいの気持ち??」と、まだピンとは来ないが、30代最初の勝利は意識する。
ここから、秋の陣はビッグトーナメントが目白押し。
「マジで後半頑張りたい気持ち。今までよりも、賭ける思いがある」と、次の2勝目への欲求があればあるほど「体調さえ戻ってくれれば・・・」。
今のアトムの切実な願いだ。

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