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HONMA TOURWORLD CUP 2017

上井邦裕はホストプロ最上位も「口でいうより結果が大事」

ホンマの契約プロとして、大事なこの1戦だからこそ、今週はこの人を指名した。梅原敦さんは、兄弟子の藤田寛之の専属キャディを長くつとめた、ベテラン中のベテランだ。

この日の上井組は11時からのスタートにもかかわらず、梅原さんは7時前にはもう会場にいて、午前組が出る前に、黙々とコースを見て歩く姿が目撃されている。
そんな地道な努力に裏打ちされたグリーンのライン取りや風の読み、距離計算や番手選びの的確さはもはや言うまでもなく、上井が絶大の信頼を寄せる手腕は、「上手く僕の気持ちを盛り立ててくれること」。
2日目は午後から大雨のラウンドでも「楽しくやれた」と感謝した。

たっぷりと雨を含んだラフでは自慢の飛距離も稼げない。「滑ったら嫌だとか、色々と余計なことを考えた」と、降り始めのホールでは、ティショットが右に行った。
「雨の日は、つい突っ込み気味になるが今日はそれもすぐに修正できた」と、そのあとはピンチらしいピンチもなく、悪条件下もボギーなしで回ってきた。

2日目にして、「TEAM HONMA」の最上位につけたこの状況には、覚えがある。昨年大会も「そんなことを言われて、終わったら下の方」と結局、58位に終わった苦い記憶。
今季は夏の「RIZAP KBCオーガスタ」で池田とのV争いの末に、2位につけて2年ぶりのシード権も取り戻す寸前で迎えたこのホスト大会だ。
「長いことサポートしていただいて、トーナメントまで開いてもらった。恩返ししたい気持ちはもちろんあるが、口でいうより結果が大事」。
秘めた思いを笑顔で隠して残り2日を歩ききる。

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