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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2017

武藤俊憲が狙っているもの

最後の18番で、イーグル締めの4アンダーは、ボギーなしで上がった。「世界を回っている青木さんの考えが、いろんなところで出ている気がする」と、アオキイズムがぷんぷん匂う難コースで、「良いゴルフが出来た」と、2位タイで初日を出た。

先週は、同社所属の小鯛竜也がツアー初優勝を飾って「若いのが、どんどん出てるけど、僕らもこのまま黙って指をくわえて見ているわけにはいかない」。

ミズノの契約選手は毎年、ファン投票で「ミズノ・オブ・ザ・イヤー」を輩出しているそうで年末の謝恩コンペで、表彰される。

昨年は武藤が選ばれ、金のアイアンをもらったが、「今年は獲られないようにしないと!」。
今年はこのままいけば、シニアで頑張る川岸良兼の受賞も濃厚だが「僕も今から2勝くらいして」と、2年連続の“戴冠”を狙っている。

今週、会場で小鯛には、会うなり「ご馳走して、と言った」。
同じ契約プロ同士で仲が良く、おごったり、奢られたりしながらでも、「やっぱり幸せのお裾分けは、勝ったからこそ出来るし大事なこと。今は勝ちそうで、勝てないし、おごれそうでおごれないのが続いている」と、2年ぶりの通算7勝目を待つばかり。
おごられっぱなしでは、先輩の面目も立たない。

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