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関西オープンゴルフ選手権競技 2017

バリスタ!? 松村道央は「師匠に恩返し」

通算2アンダーで上がって、今大会3日間限定の「ふれあい広場」で、ネスカフェの宇治抹茶ラテをふるまった。

自身もアイスコーヒーと、宇治抹茶を立て続けにオーダーしてほっと一息。
「やっとパットが入るようになった」。
この日9番では、5メートルものパーパットをしのいで、ほっと安堵の最終ホールだ。

「今までは、読めていてもその通りに打てなかった。そういう状態から脱した。やっと芯に当たるようになった」。
蟹の爪のような形でパターを打つクローグリップは、2試合前の中日クラウンズから始めたという。

最初、クロスハンドで試していたが、しっくりいかない。参考にしたのは、4月のマスターズだ。

「ガルシアや、ローズ…。僕や優作は、ローズタイプかな」。2試合連Vを達成した宮里は、すでに昨年からトライしていて、「すげーいいよ、と」。
噂以上に松村も、「斬新的な感じで」。効果のほどを、実感している。

それに加えて2年使ったピンタイプの中尺太グリップから、今の細くて前より短いマレット型に変えたのは、谷口徹のアドバイス。

「谷口さんはそのほうが、フィーリングが出る、と。前のは勝負がかかった時に入りにくいと教えてくれた」と苦境の時こそ救ってくれたことには普段以上に感謝しきりだ。

「谷口さんも、頑張っているので」。
2試合連続のV争いにも刺激を受けつつ「師匠に恩返しするために、僕もあと2日、頑張ります」。
最終日こそ、完全復調を報告したい。

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