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ANAオープン 2016

術後の復帰Vが待たれる。ブレンダン・ジョーンズが2位に

BJが久しぶりにリーダーボードに名前を乗せた。前日初日の66に続いて、この日は67と好スコアを並べて「今日の5アンダーは貴重。

ファンタスティックなゴルフが出来た」と、満足そうに頷いた。
1打差の首位には、宿敵?!
石川遼が、デビューした頃はひそかに「石川キラー」とも、呼ばれた。石川がV争いするところに必ず現れ、立ちはだかった。

同じ北海道で繰り広げられた史上稀に見る名勝負といわれるのが、小樽で行われた2009年のサン・クロレラ クラシックだ。激しいデットヒートを制した石川に、「BJがいなかったら、最後まで頑張れたかどうか分からない。今日のプレーがあるのは彼のおかげです」と涙ながらに言わしめた。

良きライバル関係を築き、その後も勝ち星を重ねてツアー通算13勝を誇るジョーンズがぱたりと勝てなくなったのは2013年のこのANAオープンで、左手首に故障を抱えてからだ。遠い目をして振り返る。
「あの日もちょうど2日目でした」。

その年、手術に踏み切ったものの、今度は腕に痺れを覚えて、翌2014年には、再手術に踏み切った。無類の強さに、ほころびが出来きた要因だ。

「プライベートもゴルフも上手くいかない」と、クサっていた時期もあるが、今年はもう41歳を迎えて「最近はリラックスして、我慢のゴルフが出来ている」と、石川に追いついてきた。
「遼との一騎打ちは楽しい。今週も、お互いにいいゴルフをして刺激になれば」。まだまだ、遼に食い下がる。

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