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河野祐輝(こうのゆうき)は、バイスキャプテンには負けられない!

最初と最後をしっかりしのいだ。18番はティショットを右のラフに入れたのが響いて、3メートルのパーパットが残った。「スライスしてフックするライン」。読みきってしのいだ。スタートの1番でも、ティショットを左に曲げて、2打目もまたラフに入れて、3打目はボールがラフとセミラフの境目に落ちて、「ボギーを覚悟した」。打ちづらいアプローチも1メートルに見事に寄せて、朝から命拾いをした。14番からの3連続バーディもあり、しぶとく首をつないで好スタートを切った。

2013年にせっかく初シード入りを果たしたのに、あっさりと手放した。昨年は賞金ランクは89位に終わって、起死回生のファイナルQTも83位にとどまった。出場権すらままならない状況に陥った今年は、副キャプテンに先を越された。キャプテンをつとめた香川西高校時代からの大親友の、片岡大育(かたおかだいすけ)が、関西オープンでツアー初優勝を飾った。

「嬉しかった。一番の刺激になった」。
高校時代は、キャプテンは河野でも、「俺はいじられキャラで・・・」。副キャプテンの片岡のほうがむしろ、頼りがいがあった。「いじられている俺を、いつも守ってくれている感じだった」。今もその絆はそのままに、一番のライバルの活躍を、指をくわえて見ているわけにはいかない。

次のダンロップ・スリクソン福島オープンは、出場権が繰り下がってくるかどうか微妙なところで、迷っていた。今週の6日月曜日に開かれた予選会を、「受けるかどうか・・・」。先週は、北海道で行われたセガサミーカップのマンデートーナメントに落ちて、その足でチャレンジトーナメントの「HEIWA・PGM Challenge II in 霞ヶ浦 〜 Road to CHAMPIONSHIP」に向かい、会場の茨城県から福島県に向かい、そこから飛行機でここ兵庫県に飛ぶという慌ただしいスケジュールを躊躇する気持ちもあったが、そんな悠長なことを言ってる場合じゃない。

「月曜日は福島で予選会を受けて、出場権をゲットしてきました」と、出られる試合は何でも貪欲に、切符をかき集めてやってきた。副キャプテンの背中を懸命に追いかけるキャプテン河野。「意識しすぎて空回りしてしまうこともあるけれど。自分のゴルフをやろうと思う」。大親友にもこれ以上、差はつけさせない。

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