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THE SINGHA CORPORATION THAILAND OPEN 2015

小林伸太郎が3位タイで決勝ラウンド進出へ(大会3日目)

タイの神様がご褒美をくれた。今季は、ファイナルQTランク7位の資格で、今季本格参戦の29歳が、2日またぎの65をマークして、岩田とともに首位と1打差の3位タイで決勝ラウンドに進んだ。

前日2日目の第2ラウンドは、7ホール残していったん引き上げてきた。日没サスペンデッドになるまでの11番までに7つのバーディを、小林は大事にしたかった。
13日の朝9時5分から再開された残りホールは「ボギーを打たないように。守りのゴルフを」。
14番や15番でグリーンを外しても、懸命に拾い、17番もまた、2打目を右に曲げてとうとうここではボギーを打ったが、最後にしっかり取り返してあがってきた。
18番は、1.5メートルにつけてバーディ締めに「サンキュー、マム!」。
このオフは、アジアンツアーのQスクールを受験するついでに、開催コースのサイアムカントリークラブパタヤプランテーションコースを下見して、そのときもバッグを運んでくれたのがベテランハウスキャディのティムさんだ。
48歳は、自分の母親と同年代に「マム」と親しみをこめて呼んでいる。

リゾートコースのキャディさんは、たとえそれがトーナメントであっても、バッグ運びに徹する人も多い中でコースを熟知したティムさんは、常に小林のそばに寄り添い、風向きをやグリーンのラインを読んだり尽くしてくれる。

前日2日目の第2ラウンドのスタート前には、コースのクラブハウス横にある祠に向かって2人でお参り。仏様をまつる祭壇に2人で静かに手を合わせて、お祈りした甲斐はあった。
タイで迎えたツアー初優勝のチャンス。
「まだ大会は半分。自分のためというよりは今週、自分の中で決めている大義名分のために頑張りたい」。

さて、2日がかりの第2ラウンドが終了した。ワンアジアと日本ツアーの共同主管の今大会は、予選カットラインは65位タイまで。通算1アンダーは、62位タイまでの76人が決勝ラウンドに進んだ。
引き続き第3ラウンドは、現地時間の12時15分ごろからスタートする予定です。

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