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フジサンケイクラシック 2015

ただいま東京在住! ブラッド・ケネディが4打差2位に

前半は「今年一番良い9ホールだったと思う」と、会心の5バーディで首位を独走する庚泰 (キョンテ)を射程にとらえた。
4つリードで前を走る敵の手強さは、知っている。「彼も、調子が良いので大崩れはなかなかしないと思うが、このコースで4打差は2ホールで追いつく可能性がある」とニヤリと笑った。

「フェアウェイを2回外せば、2つのバーディで、あっという間に差も消えてしまう」と普段は冷静沈着で、手堅いプレーが身上の選手が、珍しく燃えている。

2年ぶりのツアー通算3勝目こそまだないが、今季は2位が2回。先週の「RIZAP KBCオーガスタ」では3位タイ。賞金ランクは庚泰 (キョンテ)と、岩田に次ぐ3位につける今季の好調ぶりは、環境の変化によるところが大きい。

今年3月に、4人家族で東京に越して来た。
日本ツアーのシード権を取った2011年からは、4週に1回のペースで、豪州に帰国するスケジュールで戦ってきたが、やはり家族離ればなれは寂しい。
「でも、みんな一緒にこっちに来てしまえば、毎回帰らなくて済むしね」と、大の日本びいきも手伝って思い切ったが、ひとつ難は「東京に住むのはお金がかかること」。

4歳と9歳の娘たちには日本語も学んで欲しいと願えばそれなりに学費もかさむ。
一家の大黒柱としての、経済面での危機感。「家族を養っていかなければという責任感。それらが高まったことで、ゴルフにも良い結果が出ていると思います」。

初めて過ごす日本の夏は、今年の猛暑に辟易としたが、それでも家族と東京ディズニーランドに出かけたり、大いに満喫している。
覚悟を決めて腰を据えたらゴルフにも、いっそう張り合いが出来て、大ハッスルのパパ。
「もう2位にはなりたくない。4打差ならなんとかなる。アグレッシブに攻めて、最終組を楽しみたい」。今年のケネディは、手強い。

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