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中日クラウンズ 2015

今季初戦! AONのうち唯一、和合での勝ち星がない中嶋常幸は・・・

和合での優勝は「縁がない」。それでも、前人未踏の記録は作った。98年大会。1番のパー4で、第1打をカップインさせるアルバトロスを達成した。

「チャンピオンブレザーに袖を通す機会はなかったけれど。このコースに来ると、いろんなものを教えてもらえる。ゴルフに対する忍耐とか、プロとしての姿勢とか。ギャラリーのみなさんの暖かさ。和合からもらったものを、恩返し出来ればいいと思いながら、いつも来る」。

和合での優勝は、もはや見果てぬ夢になってしまったが、自身の今季初戦も「今年も中嶋らしいゴルフを見せたい」気持ちで一杯。
60歳の身体はあちこち悲鳴をあげて、痛いところだらけだけど、「それを言っちゃおしまいよ」。
痛みをこらえて、和合に立つ。
「俺らしいゴルフが出来るなら、2日で終わっても、4日でもいい」というそのココロは、ついに昨日の28日に、誕生したばかりの6人目の孫のせいもある。

長男のマサオに4人目の子どもは、待望の長男が生まれて、おじいちゃんも喜び一杯。「すごくない? 6人の孫がいるプロゴルファーって、俺くらいじゃない」と毎日デレデレ。
「も〜お、ラブラブよ。こうやって、顔くっつけて、写真撮って。上の子は、パパとはヤだけど、じいじとはチューする、とか言うんだよ。もぉ可愛くて」。
だから、たとえ予選落ちをしてもお楽しみはあるけれど、そちらのほうは和合のギャラリーを、日曜日まで存分に、楽しませてからでも遅くない。

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