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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

谷口徹は66も「かすんでしまう」?!

同じ組で回ったヘンドリーの63には、自分の66も「かすんでしまうわ」と、ぶつぶつと言いながら、驚異の47歳が懸命に存在感をアピールした。
上がりの4連続バーディで、意地を見せた。

その直前の5番では「ちょっと捕まって、ひどい球が出た」と、池ポチャのボギーに「このあと急に身体が重たく感じた」とはさすがに、この月曜日の疲れがどっと吹き出したようだが、そこから見せた執念は、こちらもさすがだった。

25日は、今年の全米オープンの出場権をかけた日本最終予選に谷口も挑戦。1日36ホール目の戦いは、35ホール目にダブルボギーを叩いて、サドンデスのプレーオフにもつれ込み、その2ホール目に3メートルのパーパットを外して脱落し、こちらも相当に、身も心も堪えたはずだが、今週も懲りずに初日から、今年第3のメジャーを射程に入れた。

「今は全英オープンよりも、優勝したい気持ちのほうが強いので、まずはそこを目指してやっていきたい」とぶれない目標も、ふと今年の開催コースを思い描いて、ぽつりと「行けたとしたら、今年最後のセントアンドリュースになるのかなあ・・・」。
寄る年波には勝てないせつなさも、ちょっぴりと漂わせつつ「疲れもあるけど、そんなこと言って、ハンディキャップがもらえるわけではないので。頑張るしかないよね」。
聖地に思いを馳せるベテランが、懸命に気力を振り絞る。

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