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関西オープンゴルフ選手権競技 2015

松村道央が家族の前で好発進

家族の前で、今年初めて良いところを見せられそうだ。好機は今週、足で伺う。「ここのグリーンは、各ホールでスピードが違うように感じて」。見た目と実際の転がりのギャップもあり、「今週は足で踏んだ感じで、どうなのかというのをやっている」。

芝生の厚みや、フィーリング。「足の裏で感じたまま」。野生の勘を駆使して後半の1番から4連続バーディを奪った。

昨年までの金髪から、黒髪に戻した今季。
開幕から2戦は60位台と、下から数えたほうが早い順位で終わり、先週は予選落ちを喫して、がらりとゴルフのイメージも変えてきた。
「アドレスをいじって、今週は狭く構える」。ドライバーのシャフトの長さも46.25インチから45インチに戻して「コンパクトに振る」。
落としどころの狭いコースでは、自慢の快打も封印して慎重に攻めている。

髪の毛のイメチェンも、「みんなから、前のほうが似合っていたと言われて」。昨年、一児の父になり、自覚も芽生えて、優等生を気取ったものの、「道央は明るい髪のほうが似合うとみんなが言ってくれたので」。
昨年ほど派手にはしないまでも、先週からまた少し明るい髪色にした。しょっちゅう髪の毛で遊ぶ松村をして、師匠の谷口徹には「おまえ、嫌味か?」と言われて笑いをこらえつつ、髪もゴルフに「若々しく行きたくて」。

7つ年上の香織夫人が、開催コースの地元滋賀県の草津市出身。コースまで来るまで約40分の実家から毎日、長男の羚央(れお)君を連れて、応援に来てくれる。「久しぶりに良かったですよね!」と、地元で香織さんの声も弾む。

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