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谷口徹は、遼くんとの最終組を原動力に!

ばんざ〜い・・・は、ナシだったが、見事な最終ホールだった。9番パー5はグリーン左崖下に打ち込んだ3打目。ラフからのアプローチは、ピンの根元が見えない状況から、「狙っていって良かった」と、打った瞬間の好感触に、グリーンを元気に駆け上がった47歳。

完璧に入った、と思った。
が、竿に直撃して跳ね返された。
万歳で一度挙げた手を、空しく下ろすも、ベテランの笑みは消えなかった。わずか50センチのバーディ締めで、24歳との最終組を自ら引き寄せた。

「なかなか帰って来(こ)〜へんから。なかなか一緒に回られへん」。石川遼が、米ツアーから戻るのを、首を長くして待っていた。2日目のリーダーボードを仰ぎ見て、「いっこ前(の組)は嫌。やるからには一緒に回りたい」。通算7アンダーで迎えた後半の7番ホールから上がりの3ホールはただただ石川と回りたい一心で、バーディだけを狙って攻めた。

「この1年で、向こうはどう変わったか。向こうも自分がどう変わったか。知らないと思う」。このオフに、一念発起で鍛え上げたこの体。輪厚の12番パー5で今だかつて成功したことがなかった2オンにも成功して、血がうずく。
「相手が誰でも勝つために頑張っている。勝ちたくなくなったら、引退するときだと思っている」。
この2日間は、弟子の松村にライバル心を燃やしたら、週末は24歳との直接対決に、闘志メラメラ。

最終日の日曜日は、次女の桃子ちゃんの幼稚園の運動会があり、パパも来てねとおねだりされても、「パパには予選落ちするほうが、ハードル高い。残念ですけど。・・・ウフフフフ」。愛娘の願いは叶えてあげられなかったがその分、輪厚で存分に大暴れするつもり。

近頃は運動会でも、1等を決めない学校もあるそうだが谷口にはそんな教育方法が信じられない。「ちっさいころから競争心を養わないと、向上心もない。努力が大事なのに」と娘にも、徹底的に勝負にこだわる父の姿を、週末はテレビを通じて伝えたい。

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