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RIZAP KBCオーガスタ 2015

ジュニアたちが奮闘中・・・!

今年は7人のジュニアが挑む「ジュニア育成プロジェクト」。初日、一時は4アンダーまでスコアを伸ばして会場を沸かせたのは熊本県の秀岳館高校1年生の芹澤慈眼(せりざわじげん)さんだ。

この日のプレーを語る前に、最初にお断りしておくと、「名前はルパンとは関係ないです」。まずは周囲の興味の矛先をかわして「6アンダーまで行けるかな、と思ったけどレギュラーツアーは甘くなかった」と、後半は2つのダブルボギーでイーブンパーまで沈み、7人の中では最上位の59位タイにも「攻めた分、バーディも取れたけど、その分、打っちゃった」と苦笑いで「普段から、こんな感じのゴルフ」と、反省しきりだ。

「プロの方に比べて考え方が幼稚。林に入ったら横に出せばいいのに近くに寄せたいと、狙ったりしてダブルボギー」と、この経験を生かして「明日はパーを獲りに行って予選通過」と気持ちを入れ替え、決勝進出に挑む。

毎年、将来有望なジュニアに、夏休みの貴重な経験をプレゼントしてきた今大会は今年、初めて本戦の出場権に特化した「RIZAP KBCオーガスタジュニアチャレンジゴルフ選手権」を開催。

今月12、13日に行われた同選手権で、2位と8打差をつける圧勝を飾ったのが池田悠希さんだったが、それから3週間も経たずして、これほどコースのコンディションは変わるものなのか・・・。

池田さんも、思わず唖然とした本戦の芥屋。「最後にまん打ちしました」と、苦笑いで上がってきた。まさにツアーの洗礼を受けた上がりの2ホールだった。

「8番と、9番のボギーとダボは、本当にもったいないことをした」。特に9番のパー5は、ツアーの深いラフにやられた。右に曲げたティショット。「狙ったわけじゃないけれど・・・。ある程度は前に行かそうと」。長いクラブで脱出を試みたがチョロのような球になった。4打目も乗らず、5オンの2パットに「予選会のときよりも、コースが凄く難しい」と、顔をしかめて上がってきた。
前半は堪えて、一度はアンダーパーに乗せただけに、なおさら悔しい。

今年の日本ジュニアで連覇。九州中学校ゴルフ選手権では春、夏制覇。164センチとまだまだ伸び盛りの身体を目一杯使ったスイングは小気味よく、今週芥屋で計測中のドライビングディスタンスでは18番ではなんと326ヤード! 4番との2ホール平均なら309,50ヤードを記録するなど、めっぽう飛ばす。

芹澤さんもそうだったが初出場のツアーも「緊張は、むしろ日本アマの予選会のほうが・・・。今日は全然」と、インスタートの10番でも芥屋のハウスキャディさんと、余裕綽々。ニコニコと出ていった。強心臓は、まだ﨑辺中学校の3年生。頼もしい15歳は「調子は悪くない。明日、頑張る」。無邪気に誓った。

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