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RIZAP KBCオーガスタ 2015

池田勇太が3打差首位に

大会2勝目にむけて、選手会長が着々と牙城を築く。ボギーなしの65をマークして「今日は昨日にまして、良いプレーが出来た」と満足そうに2位と3打差の単独首位におさまった。

大会初Vを飾った2009年にもまして、素晴らしい仕上がりを見せている芥屋の高麗グリーンは、「目数がびっしり揃っていないと、これほど短く刈れないんだ。俺の髪の毛みたいに目が詰まっていないと高麗は、これほど速いグリーンに仕上がらないんだ」と、3年前にグリーンキーパーに就任したアンドリュー・マクダニエルさんのご苦労をこれほど理解して、評価する選手もなかなかいない。

主催者の思惑とご苦労に、好プレーで応えた2日間。この夏は、意図せず少し長めの休みとなってしまって実践からも遠ざかっていたことが、本人にも気がかりだったが「ショットの精度や自分の感覚の違い。掴めているところと掴めていないところ。それらをうまくまとめて自分なりに表現できるようになってきた」と、はっきりと手応えも出てきた。

「あとちょっと精度が上がってくれば。ティショットをフェアウェイに置ければボギーは打たない」との自信も出てきた。残り2日。
3打差で追う孔明は、通算スコアで20アンダーをめどに、戦うと話しているが「僕はいくつまでって決めない」と池田。
「毎日、ひとつでも多くのバーディを取って、ひとつでも良いスコアで上がれるように。もちろん相手はいるんだけれども昨日までと同様に、僕は自分との戦いというのをやりたい」。
今季1勝にむけて、選手会長は限界を決めずに行けるとこまでいくつもりだ。

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