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Novil Cup 2014

首位スタートの井上忠久は、悔しさと祝福が入り組んだ2位に

通算3アンダーの単独首位からスタートした井上忠久。出だしの1番でバーディを奪うなど一時通算5アンダーまでスコアを伸ばしたが、風が強くなってきた中盤から徐々に貯金をはき出していき、通算3アンダーの首位タイで迎えた最終ホールでもボギーを叩いてしまい、2004年の関西オープン以来となる優勝に届くことはなかった。

「風のなか、まぁまぁ上手くゴルフ出来ていたんですけどね。すごく良い緊張のなかで。70〜80%のゴルフは出来ていたと思います。
17番のティに上がったときにボードを見て、創志と一緒だということが初めて分かって、18番でボギーは打てないなと分かっていたんですけど、気持ちがちょっと逃げていたんでしょうね。あそこでドライバーをしっかり打てていれば、、、それが課題ですかね。」
と優勝まで届かなかった理由を、悔しさをかみしめなら分析していた。

そして、「でも、同級生の創志が勝ったから、あいつも苦労していて、知っているからね。それだけは良かった。」と田島へ祝福の言葉を残した井上。悔しさと祝福の同居は、ともにツアー復帰を目指して苦労をしてきた2人だからこそのつながりなのかもしれない。

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