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フジサンケイクラシック 2014

ブレンダン・ジョーンズは復帰明けの”初V”ならず

それまで、完璧なショットで富士桜を攻略して優勝争いを続けていたジョーンズだったが、最後の最後に力尽きた。
「17番と18番が非常に残念」。
17番のパー5は最後のチャンスホールで、3メートルのバーディチャンスを逃して、岩田と並んで迎えた18番は、ティショットを左に曲げた。
ラフからの2打目は、6番アイアンでグリーンの奥に打ち込み、岩田に「6番では大きすぎるのだな、と」相手に手本を見せてしまったばかりか、3打目のアプローチも寄せきれずに、「本当に悔しさの残る上がりになってしまった」。

昨年は9月のANAオープンの2日目に、左手首の痛みを訴えて棄権。手術に踏み切り、その年を棒に振り、今年は開幕戦から復帰戦
に臨んだが、今度は腕にシビレを覚えて再び戦線離脱。
2度目の手術を経て、舞い戻ったのは7月のセガサミーカップ。「今週は、それから初めての2週連続出場だったんだ」。
ツアー通算13勝の豪州の雄も、実践を離れていたのが長かった分だけさすがに「すべてにおいて、自信が持てずに。探り探りのラウンドだったけど、結果を出すことが出来たのは、収穫です」と、単独3位に前を向いた。
「また再来週から試合が続くけど、これからもっと良くなると思います」。
みんな大好きBJが、やっと帰ってきた。

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