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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central 2014

上井邦裕は二刀流で単独2位浮上

悲願の初Vに向けて、突っ走る!!
今季はずっと、不調を訴えているドライバーは前日初日に3ホールで握って、「やっぱり気持ちが悪い」と、この日はとうとう、バッグから抜いてしまった。

「ストレスで心臓が止まったらあかんから。ストレスを感じてやるよりも、いいと思ったから」といっそ出して、代わりに入れたのが、ロフト13°の3番ウッド。
もともと、入れていた15°のと合わせて2本。
“二刀流”というと聞こえはいいが、「いや・・・この方法しかなかった。選べるほど僕は上手くない」と自嘲の笑みで、ドライバーを携行しなかったのは、これが初めて。「不安だけど。今までは飾りでも入れていたけど。やっぱり入れていると、打ちたくなるから」と、苦渋の決断がこの日はハマッたようだ。

「ティショットさえ気持ちよく打てればアイアンからは、まあまあいいので」と、何より安全を優先して積み上げたバーディは9つ。

2005年のプロ転向から、初優勝もすぐと言わえれ続けて早10年目。先週のトップ杯東海クラシックで、テレビ解説をつとめた師匠の芹澤信雄はわざわざ上井の組を選んでついて歩いてくれたり、夏には谷口徹に教わったり、この日は急な背中の痛みにも献身的なケアで戦える体に治してくれたトレーナーの太田敦さん。

「いろんな人たちに支えられているのに、僕は恩を仇で返し続けている」と苦笑い。
「そろそろ結果を出さないと、文句を言われますよね」と、恩に応えたい気持ちは一杯の上井なのだが。

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