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マイナビABCチャンピオンシップ 2014

昨年覇者が首位タイに

最後の18番は、6メートルのイーグルチャンス。初日から、早速作った見せ場は惜しくも逃したが、楽々バーディで悠然と上がってきた。

池田勇太が66をマークして、「上出来のスタート。ディフェンディングチャンピオンとして、恥ずかしくないポジションにつけられた」。

史上最年少の選手会長に就任して1年目の昨年は、本業との両立がうまく行かずに「ずっと勝てなくて、もう勝てないかと思っていた中で勝てたので、涙が出た」と、感動の優勝シーンを振り返った。「優勝出来たことで、自信がついたと思う」と、ずっと苦手だったここABCゴルフ俱楽部をやっと手中におさめた感触は、1年経ってもちゃんと残っていた。

練習日から、どのパターを使うか試行錯誤の高速グリーンも、「今日はもったいない、というのは15番くらい。あとは外しても仕方ない、というのばかりでしたし、初日から粘り強く出来たと思う」。

2週前の日本オープンを制して“日本一”になって戻ってきた思い出の舞台。2006年大会の片山晋呉以来となる連覇に向けて、選手会長が好スタートを切った。

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