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ブリヂストンオープン 2014

孔明が来た・・・!

「俺の秋」もいよいよ本格シーズンに突入して、孔明が本気になった。
袖ヶ浦は例年どおり、バーディ戦ということも手伝って「ここから最終戦まで攻めていく!」。

先週の日本オープンは、孔明にとってもひとつ、大きな山場であった。昨年は無念の2位に敗れて、雪辱を誓った日本一のタイトルは、今年もその手に掴み獲ることが出来ずに「自分の中の区切りも1個終わったし」と、気持ち新たに、これからは、正真正銘の日本一を目指していく。

「最近、守ってんじゃねえのか?」。近頃、地元福岡のほうから聞こえ始めた声も、重く受け止め反省しきり。確かに、夏以降は周囲の期待ほど、優勝争いにも絡めず、「自分では守っているつもりはないけれど。そう見えるということは、そうなのかもしれない」。結果だけを見ればそう言われても仕方ないと素直に、ここから攻めの孔明に転じる。

スタートの1番は、3メートルのパーパットをしのいだことで、「今日の1日のパットになった」と、10番では8メートルを沈めるなど、長いのを面白いように沈めて「今日はパットに救われた」。とはいえ、ショットも悲観するほどのものではなく、全英オープンの際に「海外は、やっぱり飛ばしたくなる」と、46インチにしたドライバー。

「近頃、ブレがひどくなってきた」と今週は45.75インチに戻してアイアンも、「ちょっと引っかかる」とライ角をフラットにするなど、クラブ調整も入念に、「今週は、OBとか変なミスをしなければ、1日5つは行ける」。

グリーンを外した17番のパー3は、木を背負う形の不自然な姿勢から、絶妙の寄せ。1メートル弱のパーパットも拾って、ボギーなしの65で単独首位に立った。

「バーディ率とイーグル率でも、常に1位でいたい」という孔明。これからは攻めて攻めて攻めまくる。「それでも獲れなかったら仕方ない」。悲願の賞金王に向かって、がむしゃらに突き進む。

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