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ANAオープン 2014

手嶋多一は「うん、確かに・・・」

特に同じ世代の選手たちに、羨望の眼差しを浴びている。45歳にして、6月の公式戦を制覇した。日本プロに勝って手にした5年シードはちょうどシニア入り目前までレギュラーツアーの出場権を手に入れたことになる。

それをうらやむ声の中には、厳しい指摘をする先輩プロも。
学年ではひとつ上の谷口徹。「多一は日本プロに勝ってから、ダレている」とは、本人も認めるところ。
「うん、確かに・・・」とこれから秋に向けて、心を入れ替え、またひとつ大きな山を迎えるチャンス到来だ。

「輪厚は昔から、グリーンのタッチが合う」」と得意のパッティングを炸裂させて、首位と2打差の6位タイで大会を折り返した。
この日の輪厚は「イギリスでゴルフをしているみたいだった」と、本当にめまぐるしい天気は「寒かったり、暑かったり、凄い雨が降ったり、風が吹いたり。日本では、こういうコンディションはなかなかない。今日は朝、ホテルを出るときからカッパを着てきた」と、タフな条件下で踏ん張った。

「明日はショット次第になるけど、3つくらいへこむように。60台で回れるように頑張りたい」。ハッパをかけてくれた谷口も、今週はいないが、V争いを通じてメッセージを贈る。

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