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everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 〜石川遼プロデュース〜 2013

ミスの原因を自覚できていることがプレーの余裕を生み出している

アテスト終了後に、話を聞きに行くと「今日もボールのラインをきっちりと合わせたストロークを続けてきたんですけど、タッチが弱めでフォローが出ていなかったですね」と、第2ラウンドのミスの原因を自分でしっかりと自覚していた沖野克文。
ダブルボギーやボギーでスコアを落とす場面もあったが、今日もバーディを量産。6バーディを積み重ね、134ストローク、8アンダーをマークし、首位に2打差の3位タイで2日目の競技を終えた。
感覚派からロジカルなスタイルにパッティングを変更したことで、パッティングのミスにも「考え込むことがなくなった」と語っていたが、今日のラウンドでもそのスタイルを貫き通していった。
「システマチックなスタイルにすると、今まで見えていなかったものも見えるようになったし、ミスの原因も自分で判断できるようになる。今日、フォローが出ていなかったのは、アドレスで上体が左に突っ込みすぎていましたね。明日に向けて、そのポイントを修正して最終日にのぞみたいですね」
ミスの原因がわかっていれば、最終日に向けて、修正するポイントも迷わずに済む。
2日間を終えて、優勝も十分に狙える位置につけているが、目標はあくまでもチャレンジファイナルへの出場と来期チャレンジツアーのシード権を獲得することという。
 「優勝は意識してできるものではないと思いますし、目標はあくまでチャレンジファイナルの出場と来期チャレンジツアーのシード権を獲得すること。そのためには、明日も今日までのパッティングスタイルを続けて、目の前の1打に集中していくだけです」
プレーに焦りがなくなり、余裕が生まれ始めている沖野克文。最終日の戦いに注目したい。

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