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フジサンケイクラシック 2013

連覇を狙う、金庚泰(キムキョンテ)【インタビュー動画】

昨年の「フジサンケイクラシック」は、最終日の9月2日が自身の26回目の誕生日とちょうど重なる劇的V。ジュニア時代からのライバルの池田勇太との激しいデットヒートは、最終ホールでピン奥4メートルにつけるスーパーショット。しぶとく食らいつく池田を、渾身のバーディで最後の最後に振りちぎった。

普段、物静かな男が、これまでにも見せたことがないくらい、特大のガッツポーズで、激戦に終止符を打った。この年、スポット参戦で挑戦した米ツアーは、しかしパワーゴルフにまみれて無類の安定感も、影をひそめた。

無念の“帰還”も、すっかりスイングを崩して、日本でも、立て直しに思いのほか時間がかかった。それだけに、1年ぶりの優勝の味はまた格別で、「初優勝したときと、同じくらいに嬉しいです!」と、笑顔もいつになく、深かった。

今年は、ミズノオープンでツアー6勝目にあと一歩の2位。同大会の上位4人に与えられる全英オープンの出場権を獲得して、今年は半分、諦めていたメジャー切符を手に、リンクスコースに挑戦してきた。

ジャパンゴルフツアーのメンバーが、軒並み2日間で姿を消す中で、決勝ラウンドに進んだのはやはりさすが。まだ未勝利の今季。連覇で、改めて歴代の賞金王の存在感を示したい。



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