ご当地プロは、絶好調での和合入りも、波乱の２日目。先週の国内開幕２戦は２位タイ、３位と続けて帰ってきた。大阪府出身だが、「育ててもらったのは名古屋」と、名古屋商科大学から住まいを移したここ愛知県にはもしかしたら、生まれ故郷よりも、思い入れが強いかもしれない。

悲願のツアー初優勝には、願ってもないこの舞台。
依然として、強い風が吹くコンディションにも前半は「何をやっても上手くいく」と、難条件もものともしない５バーディに「前半は素晴らしかった」と自画自賛で、首位に躍り出たと思ったら、折り返すなり「後半は別の人がゴルフをやった」と苦笑いだ。

10番からの４連続ボギーで一気に失速した。アウト30に対して、インは41に「前半とは何もかも変わってしまった」と、特にティショットがフェアウェイを捕らえられずに、「そうなると、難易度が上がっていくのが和合。ラフからじゃ、グリーンに止められない」と、前半ホールのバーディもすべて帳消しの、後半の６ボギーに「もったなかった」と、反省しきりで、首位とは４打差から、気を取り直して再びスコアボードの一番を狙っていく。

• 上井 邦浩