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バンテリン東海クラシック 2026

きょう誕生日。コース所属の上井邦浩「“家”がきれいになったら嬉しい」わが庭で44歳が精一杯

この日28日に、44歳になった上井邦浩(かみい・くにひろ)が、所属コースのここ三好カントリー倶楽部で、今季の4戦目を迎える。

大会が例年より1か月、後にずれたことで実現した“バースデーウィーク”でのホスト大会。

「いや、きのうまでの自分と何も変わらないですけどね」と、苦笑いしつつも「きょうからまた、新たな一歩ですね」と、年下選手からの祝福を素直に受けた。


塚田よおすけ(右)もお祝いにきてくれました


シード落ちと復活を繰り返すこと3回ずつ。
直近で3回目の復活となった昨季は2017年に、転倒による骨折で手術をした際に、左腕に装着したプレートが強い痛みをもたらた影響で、現在は3度目の陥落中。
今年は、主催者推薦での出場だ。

ファイナルQT直後の昨年12月に、小指と薬指の神経を移動させる再手術に踏み切ったが、経過はよくない。
懸命にリハビリとトレーニングに取り組むが、「今度は小指と薬指に力が入らなくなって…握力がほぼない状態」。特に、長いクラブを支えきれない。




「振れば振るほど(クラブが)寝やすいから、シャフトを短くしたり」と、開幕前日のこの日も、メーカーさんの工房カーに駆け込んだが、あすから本戦で奏功するかどうか。
「まあ…、ゴルフはパターもあればアプローチもあるわけだし。せっかく出させていただくのだから、やれることをやるだけ」と、達観している。

ここ三好カントリー倶楽部と所属契約を結んでもう22年になるが、コース近隣の名古屋商科大学在学中から数えると、それ以上のご縁になる。
「ほんと、ダメになってもずっと支えていただいていて。本当にありがたいです」。

特に、試合を休みがちの今季はシーズン中でもコースで過ごす時間が以前よりも長くなり、最近ではコース監修でも時々、アドバイスをさせていただくようになった。

「ここの木をもうちょっと、こうしたら、とかね。コースのことはちょっとは分かるので、よりよくなるように。少しでもお手伝いできたらな、と思っていろいろとね」と、お声がけさせていただく中で、「今年はここ数年にはなかったほど、グリーンのスピードが出ていて。新キーパーが、2か月ほどでここまで回復してくださったんですよ」と、声が弾む。

「自分の“家”じゃないけれど。家がきれいになったら嬉しいじゃないですか。きれいになっていく姿を見ているのも楽しいし、携わらせてもらってよかったな、とも思える」。

内藤寛太郎(ないとう・ひろたろう)が、プロ21年目の初優勝を飾った9月の「ANAオープン」や、今年13年ぶりの復活優勝を飾った藤本佳則(ふじもと・よしのり)が、今季の2勝目を37歳のバースデーVで飾った先週の選手会主催大会「フォーティネット プレーヤーズ カップ」など「ちゃんと結果は見てますよ」と、自分と年がさほど変わらないベテランたちの活躍ももちろん、励みに。

「僕も、いまできることを精いっぱいやるだけ」。美しく整備されたわが庭で、44歳が全力を尽くす。

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