Tournament article

丸山茂樹は32位タイに

ホストプロとして、3年目の今年。まったくの本調子ではなかったが、所属契約の最後の年に、どうにか完走出来た。最終日は8番で、残り144ヤードの3打目を、8番アイアンで直接入れるバーディを奪うなど、4日間で自己ベストの68には、恩人もねぎらってくれた。

セガサミーホールディングスの里見治・代表取締役会長兼社長は、上がってきた丸山の左手をそっと握りしめて顔を曇らせ「かなり熱を持っているな」。持病の親指付け根痛は久しぶりの実戦で、ついに4日間とも赤く腫れ上がったまま。そんな状態で「最後まで、よく頑張ってくれた」と言われて、恐縮しきりで頭を下げた。

ホストプロとして、4日間プレーすることが、最低限の仕事だと肝に銘じて、この自身の今季初戦を迎えた。執念の予選通過をして、丸山にはどうしても会いたい人がいた。

大会名誉会長の長嶋茂雄氏だ。「もう10年以上もお逢いしていなかったので」。
丸山の米ツアー参戦中に病いに倒れられ、長く病床にあったミスターにぜひ一度会って、声をかけたいと思い続けていた。先の国民栄誉賞の授与式など、「テレビでお元気そうにしておられるのは見ていましたが、直接会ってお話出来るのは本当に久しぶりなので」。

選手会で、ミスターに国民栄誉賞受賞の記念品を贈ることが決まり、最終日は表彰式の場を借りてその贈呈式をすることになり、つくづくと予選を通って良かったと思う。「長嶋さんは日本の宝。その場で同じ空気を吸えることが大事だと思うので」。仲間と一緒に満面のマル・スマイルで参列して、精一杯の祝意を示した。ミスターが、選手たちみんなで贈った金製のアイアンで素振りをしたときは、丸山も本当に嬉しかった。

関連記事