オフに取り組んできたことも、台無しだ。「もう一度、一からやりなおしです」。本人いわく、「10年に一度」という、強烈な腹痛に見舞われたのは、国内ツアーの開幕直前。「２週間も、下痢が続いて。ふらふらしていた」。特に、ショートゲームへの影響が大きかったそうで「東建ホームメイトカップ」も、国内初戦からさっそく予選落ちを喫した。

ろくに食事ものどを通らず、体重は６キロ減。
せっかく鍛えた筋力もすっかり落ちて、春から早々にスタミナ不足に陥った。

スタートからさっそくつまずいた格好も、「脱皮して、生まれ変わったと思って」と、良い方に捉えて仕切り直しのこの２戦目は、体力も徐々に回復して、ゴルフの状態も、徐々に上向き。

この日の２日目は病み上がりの体に、強風下のラウンドが、ことのほか堪えたが「不安定な風に、不安定なショットがマッチして、良いプレーが出来た」と、これまたプラス思考で、すしがよみがえってきた。

• すし 石垣