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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2013

連覇をねらう、ハン・リー

昨年は雨中の最終日を制したのは、陽気な大男。韓国系アメリカ人のハン・リーが、63で回って5打差の10位タイからの大逆転勝利を飾った。

表彰式で着せかけられたウィナーズジャケットは190㌢の長身には小さくて、袖が短くなってしまったがそれ以上に喜びが大きくて、ちっとも気にならなかった。何せそれが日本ツアーでの初勝利で、勝ちたくて、しかしずっと初Vの壁に跳ね返されて、一時期はやけになったこともあったからだ。

でも、自ら名付けた「ありがとうスピリッツ」を心の支えに踏ん張った。
「素晴らしい仲間に囲まれ、健康にゴルフが出来ることに、感謝をしなければいけない」と、いつも前向きに努力を続けた。
藤田寛之のプレーのテンポや片山晋呉の普遍のスイングなど、日本が誇るトッププレーヤーをお手本に、鍛錬に鍛錬を重ねて来日から5年目にして、いよいよ大輪の花を咲かせた。

もっとも今季は、まだ本人も納得出来る結果が出せていないだけに、連覇がかかった今週こそ浮上のきっかけをつかみたいところ。そろそろ実りの秋本番といきたい。

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