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ANAオープンゴルフトーナメント 2013

藤田寛之は「今はまだ3合目・・・」【インタビュー動画】

今季はこれまで10戦で2400万円あまりを稼いで賞金ランキングは、現在14位。数字だけみれば、けっして悲観するものではない。それでも、昨年が昨年だけに、つい1年前の今頃と比べたくなるのは何も周囲だけではなく、本人も同じ気持ちで「去年の今頃は、8合目あたりをのぼっていた」と、状況を登山にたとえて、「でも今年はまだ3合目辺りで。なかなか歩が進まない」。

昨年は、すでにこの時点で獲得賞金は7000万円を越えて、賞金ランクは2位で今大会を迎えた。ひそかに翌年のマスターズの出場権をにらみ、世界ランクの50位内を目指して「このあたりでもう1勝したい」と胸に期した輪厚で、10年前に、ジャンボ尾崎に大会7勝目と最年長Vを譲ったリベンジも果たした。

昨年の劇的シーンを思い返せばなおさら賞金王として、今年は未勝利のままやってきた思い出の舞台で「自分自身と、回りの期待に応えるためにも、今年はもうひと踏ん張りしても、まだ足りない」。
昨年の自分とのギャップは、ちょっとやそっとでは、埋められそうにない。そんなジレンマからそろそろ脱出したい。
先週のオープンウィークは、「師匠に教わったことを、やり込んできた。それが実戦でどうなるか、お試しチャンス」。連覇達成こそが、その大きなよりどころになるのは間違いない。

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