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〜全英への道〜ミズノオープン 2012

白潟英純がベストスコアをマーク

45歳の照れ笑いが夕陽に照らされ輝いた。この日最後の9番で、158ヤードの第2打を1.5メートルにつけてバーディ締め。64の8アンダーで、やにわにリーダーボードに名を連ねた。

「みんなも頑張っているので」。
首位につけた上田や2位の手嶋。同じミズノ勢の活躍に、45歳も気合いが入った。
「俺も2日で帰るわけにはいかない。予選くらいは通っとかんと!」。
大雨の初日は3オーバーと出遅れた。101位から、予選通過どころか大まくりの9位タイにも、欲は出ない。

今大会の上位4人には、全英オープンの出場権が得られる。
「20代ならば行きたい、と思ったんでしょうけど。この年では」と、苦笑いで首を振る。

主催のミズノ社製のクラブは18歳のアマチュア時代から愛用している。
92年のプロ転向から世話になる恩返しも、声高には主張しなかった。
地道にコツコツ稼いでいけば、2006年以来のシード復活も、きっとおのずとみえてくる。
「週末もぼちぼちと、ほどほどに」。つい余分な力が入りがちのホスト大会で、マイペースを貫く。

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