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コカ・コーラ東海クラシック 2012

ルーキーの桜井が、藤本が!! 思い出の三好で・・・

昨年、ここで行われた日本アマのチャンピオンが、三好に帰ってきた。櫻井勝之は「あのときよりも、16番パー3のバンカーが大きくなっているし、ラフも凄く長くて。気をつけないと、ロストボールもあり得る。去年よりも、考えて攻めていかなくちゃいけない」と、ツアーのセッティングに警戒感を示しつつ、「打っちゃいけないところは把握しているので」と、元アマ王者のひそかな自信もチラリ。

ひとつ上に薗田俊輔、ひとつ下には石川遼。スター2人に挟まれていた杉並学院高校時代は、2年生のときに、思い切って日本を飛び出した。
ゴルフ留学のアメリカで、今田竜二と一緒に練習をした。
米国仕込みのゴルフを身につけて、トップアマとして活躍を続けていたが昨年11月には明治大学に籍を残したままプロ転向を果たした。

「この大会は昨年、アマチュアとして出させていただいたが、予選落ち。でもあのころより技術も上がって、進化している。ここでしっかりと4日間プレーをして、成長していることを自分でも確認したい」と意気込む。

大会前日の水曜日には、プロアマ戦にも参加。「チャレンジトーナメントでは、出たことがありましたがツアーでは初めて」と、主にシード選手や有望選手が選ばれる“前哨戦”にも呼ばれて、「光栄です」と、気分も盛り上がる。

そして、昨年はここ三好で行われた日本アマで櫻井に敗れたのが藤本佳則だ。
「思い出しますよ、もちろん」と、当時の悔しさを振り返る。
「今日も、去年はあそこでああいうふうに打ったら良かったとか。思い出しながら回った」とこの日は大会前日のプロアマ戦で、当時の反省点をひとつひとつ検証しながら回った。

デビュー1年目の今年は6月の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」で早々にツアー1勝をあげたが、「これだけ試合に出続けるのは初めてなので」と今は少々中だるみ。
アマチュア時代なら1戦終われば次の試合まで、かなりの時間を調整に当てられた。

しかし、プロともなれば、体も心も休む間もなくまたすぐ次のトーナメントが控える。
「体力的な疲れというよりも、精神的なものが大きい。“また今週もゴルフなん?”という雰囲気が、正直ある」と、苦笑い。
「でもね、こうして毎週出させていただけるのは、本当にありがたいこと。そういう気持ちを持ちながら、今週も楽しく回りたい」。
思い出の三好で昨年、取り損ねたアマ頂点を今度はプロで。藤本は“リベンジ”の2勝目に手が届くか。



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