Tournament article

コカ・コーラ東海クラシック 2012

野仲茂は「僕はこっちで頑張らないと!」

スタートの連続バーディが物語る。「僕は、むしろラフが深くてみんなが苦労するようなコースが好き」と、言ったとおりに、朝の1番も2番もきっちりとフェアウェイにティショットを置いて、いずれも2メートル前後のバーディチャンスをしっかりと沈めた。

難しいホールが続く後半も、イーブンとスコアをまとめ、2アンダーは危なげないゴルフで5位タイにつけた。

所属コースの横浜カンツリー倶楽部は、「落としどころが本当に狭くて、難しいコースでゴルフを覚えた」。
むしろ、広々としたセッティングだと、「逆に曲がる」と、2010年に悲願のツアー1勝をあげた関西オープンの舞台となった、京都府の田辺カントリー倶楽部も誰もが安全に刻むコースで「僕はティショットからコントロールしていくのが好き」と、ほとんどドライバーで攻めて栄冠を手にした過去がある。

しかし、あのとき得た複数年シードも、今年限りで切れるというのに、まだ今季はさしたる成績も残せていない。
「シーズンの終わりは、いつもドキドキしながらやるのが僕には合っているみたい」と、笑いつつ「僕はこっちで頑張らないと!」。

というのも所属コースは今週、公式戦の日本女子オープンのまっただ中で、メジャー戦を開催するにあたって大改造が加えられたコースはつい先頃もカートで見て回り、いつも以上の難セッティングには男子の自分でも胸が躍ったほど。
「出来れば本戦も見てみたい」とは思うが、そうもいかない。
女子たちの熱戦の模様は「あとでビデオで見る」として、自分は難攻不落の三好でとことん格闘するつもりだ。


関連記事