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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2011

パナソニックオープンは、これからも子供たちの夢と希望を育てます

今年4回目を迎えた「アジアパシフィック パナソニックオープン」は次世代を担う子供たちの健やかな成長を願って、今年も期間中にさまざまなジュニアイベントが開かれました。

大会初日の22日(木)には、地元小学校を招待してトッププレーヤーの熱戦とともに、トーナメントの舞台裏を見て歩く“社会見学会”。ホールアウト後にみんなの元に駆けつけてくれたすし石垣や、タイ出身の15歳アティウィット・ジェーンワタナノンドとの触れ合いのひとときは、子供たちの何よりの思い出になったことでしょう。

また24(土)の大会3日目は、滋賀県内のJGAとKGA登録のジュニア会員を対象とした、ジュニアレッスン会を開催。

ドライビングレンジでは、今季のアジアンツアー「パナソニックオープンインディア」の優勝者のアニルバン・ラヒリと、高山忠洋が飛ばしの秘訣を伝授しました。

さらにパッティンググリーンでは、山下和宏と宮里優作も参加して、チーム戦のパター合戦!! 楽しくて、為になる一石二鳥のレッスンで盛り上がりました。

そして最終日の1番ティではいままさにスタートしていく選手たちと手と手をつないでティーインググラウンドに入場する“キッズエスコート”で、思い出作り。

あの石川遼が歩きながら指さしたのは、ティ横に飾られた栄光の優勝カップ。
「勝ったらあれがもらえるんだよ!」。
憧れのヒーローの言葉に、小さな胸はますます夢で膨らみました。

今回、参加した中には、3月の大震災で被災して、ここ滋賀県に避難してきた子が6人いました。壮絶な体験をした上に、知らない土地で慣れない生活を送っている子供たちです。

この日の体験で、少しでも元気を取り戻してくれたでしょうか。

未曾有の災害から半年が過ぎた今でも選手たちは心を痛め、被害を受けた子たちが少しでも前を向いて歩いていけますようにと、いつも心の中で祈っています。

今大会の収益金は、すべて大会の地元・滋賀県とともに、被災地の復興支援にあてられます。「アジアパシフィック パナソニックオープン」は、これからも子供たちの健やかな成長を見守っていくとともに、子供たちの夢と希望を育てます。

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